まず、初めに画素と画素数について説明いたします。
写真データの「画素」とは?
写真データは、画面上に無数に存在する「四角の点」によって表現されています。
この「四角の点」を画素(ピクセル)と呼びます。
写真データの「画素数」とは?
画素数とは、小さなピクセルがいくつあるかの総数を呼びます。
写真データは、ピクセルが多ければ多いほど細かく色を表現することができます。画素数が高いほど、細部まできれいな写真を撮ることができます。
反対に画素数が少ないほどプリントやインスタに投稿したときに、全体的にぼやけたものになってしまいます。
遊んでいる写真を拡大したときに画素数によっては、下のようになったりします。
拡大したときにボヤッとしているため、プリントにしたときにボヤッとしたプリントになります。
カメラの画素数は、「○○○○×□□□□ピクセル」と表示されますが、これは横に○○○○個、縦に□□□□個の点が使われていることを表しています。
1920×1080ピクセルの画像サイズの場合、全体で2073600個の点が使われていることになり、約207万画素となります。
利用用途によって、最適な画素数がありますので、どのように使うかを考え、撮影するようにしましょう。
大きい方が良い?
画素数が大きければ大きいほど、パソコンのハードディスク容量やスマホのメモリーが必要になります。そのため、パソコンやスマホの保存容量が一杯になってしまうことがあります。大きい方が良いのですが、用途にあわせた画像サイズにすることもおすすめです。
写真に入り込んだいらない部分をトリミング(削除)する場合は、少し大きめに撮影しておくことも大切です。
おすすめな画素数
プリントサイズと推奨画素数の一覧表
写真プリントのサイズと、画質を落とさないための目安となる画素数を表にまとめました。
品名・サイズ(mm) | 推奨画素数(ピクセル) |
---|---|
L(標準サイズ) 89×127mm | 1,074×1,524 (約150万画素以上) |
KG(ポストカードサイズ) 102×152mm | 1,228×1,818 (約200万画素以上) |
2L 127×178mm | 1,536×2,138 (約300万画素以上) |
6切 203×254mm | 2,434×3,036 (約750万画素以上) |
6切W 203×300mm | 2,434×3,638 (約900万画素以上) |
A4 210×297mm | 2,516×3,544 (約900万画素以上) |
4切 254×305mm | 3,000×3,602 (約1,100万画素以上) |
4切W 254×365mm | 3,000×4,311 (約1,400万画素以上) |
また、証明写真やプロフィール写真をWEBで提出する場合には、600×450px(ピクセル)で、提出してくださいなど指定されることもあります。証明写真でも用途によってサイズが変わるので注意が必要です。
まとめ
風景写真など大きいプリントに残したい場合は、画素数を増やして撮影すると良いでしょう。